正義の行方

▶️ 正義の行方
正義の行方は、冤罪の可能性が指摘される飯塚事件の真相に迫るドキュメンタリーの名作。DNA鑑定、目撃証言、証拠の積み重ねで死刑確定となった久間三千年は本当に犯人だったのか?ジャーナリストの徹底取材で、それぞれの正義を問い直す。

法廷劇の緊迫感と錯綜する陰謀に満ちた「正義の行方」をオーディオブックで聴きながら、法廷のドラマに没入してください。巧みなナレーションが、巧妙な策略と衝撃的な展開を生き生きと描き出し、リスナーをページをめくるように引き込んでいきます。
内容
文化庁芸術祭賞大賞、ギャラクシー賞選奨を受賞した映像ドキュメンタリーの名作が書籍化!芥川の名作『藪の中』のような衝撃的な読書体験。
1992年に起きた飯塚事件では、2人の女児が殺害され、DNA型鑑定により久間三千年が逮捕された。
しかし、久間は死刑確定後に再審請求の準備中に刑執行。
彼は本当に犯人だったのか?DNA型鑑定は信用できるのか?捜査官、久間の未亡人、弁護士、記者の証言から、それぞれの正義を追う。
真実とは何か、誰の正義を信じるのか、考えさせられる一冊。
この商品の発売予定日は2024年10月11日です。ただいま予約受付中です。
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KindleStoreより(木寺 一孝 Audible Studios)
文化庁芸術祭賞大賞、ギャラクシー賞選奨を受賞、映画化も決定した映像ドキュメンタリーの名作を書籍化。
芥川の名作『藪の中』のような、圧倒的な読書体験。
1992年2月21日、小雪の舞う福岡県甘木市の山中で、二人の女児の遺体が発見された。
現場に駆け付けた警察官が確認したところ、遺体の服は乱れ、頭部には強い力で殴打されたことを示す傷が残っていた。
二人は、約18キロ離れた飯塚市内の小学校に通う一年生で、前日朝、連れ立って登校している最中、何者かが二人を誘拐し、その日のうちに殺害、遺棄したものと見られた。
同じ小学校では、この3年3ヵ月前にも同じ1年生の女児が失踪しており、未解決のまま時が流れていた。
福岡県警は威信を懸けてこの「飯塚事件」の捜査にあたることになる。
わずかな目撃証言や遺留物などをたどったが、決定的な手がかりはなく、捜査は難航する。
そこで警察が頼ったのが、DNA型鑑定だった。
遺体から採取した血液などをもとに、犯人のDNA型を鑑定。
さらに、遺体に付着していた微細な繊維片を鑑定することによって、発生から2年7ヵ月後、失踪現場近くに住む久間三千年が逮捕された。
「東の足利、西の飯塚」という言葉がある。
栃木県足利市で4歳の女児が誘拐され、殺害された足利事件は、DNA型鑑定の結果、幼稚園バスの運転手だった菅家利和さんが逮捕・起訴され、無期懲役判決が確定したが、発生から18年後にDNA型の再鑑定が決まり、再審・無罪への道を開いた。
その2年後に起きた飯塚事件でも、DNA型鑑定の信頼性が、問題となった。
DNA型、繊維片に加え、目撃証言、久間の車に残された血痕など、警察幹部が「弱い証拠」と言う証拠の積み重ねによって久間は起訴され、本人否認のまま地裁、高裁で死刑判決がくだり、最高裁で確定した。
しかも、久間は死刑判決確定からわずか2年後、再審請求の準備中に死刑執行されてしまう。
本人は最後の最後まで否認したままだった。
久間は、本当に犯人だったのか。
DNA型鑑定は信用できるのか。
なぜこれほどの短期間で、死刑が執行されたのか。
事件捜査にあたった福岡県警の捜査一課長をはじめ、刑事、久間の未亡人、弁護士、さらにこの事件を取材した西日本新聞幹部に分厚い取材を行い、それぞれの「正義」に迫る。
「ジャーナリストとして学んだことがあるとすれば、どこかひとつの正義に寄りかかるんじゃなくて、常に色んな人の正義を相対化して、という視点で記事を書くという考えに至ったんです」(西日本新聞・宮崎昌治氏) いったい何が真実なのか。
誰の「正義」を信じればいいのか――。▶️ 正義の行方