
人体の構造は非常に精巧で、汚い例だが肛門は固体・液体・気体を瞬時に見分けて気体のみを排出できる。著者は学生時代の解剖学実習で脚の重さに仰天、腕も意外に重い。自分の体の部品の重さは、密着していて大きな筋肉で支える構造のため、日常的に持ち運んでも感じない。
内容
すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険は、人体の構造や機能について分かりやすく解説した本です。
著者は、解剖学の専門家である山本健人氏で、難しい医学用語を使わずに、ユーモアを交えて人体の仕組みを解説しています。
本書では、人体の構造や機能について、様々な角度から解説しています。
例えば、なぜ私たちはおならが出せるのか、なぜ自分の体の部品の重さを全く感じないのか、など、普段何気なく過ごしている中で疑問に思うようなことを、専門家の視点から解説しています。
本書は、人体の構造や機能について興味がある人におすすめの一冊です。
難しい医学用語を使わずに、ユーモアを交えて解説しているので、医学の知識がなくても楽しく読むことができます。
ダウンロード可
KindleStoreより(山本 健人 杉山 怜央)
本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。
ご購入後、デスクトップのライブラリー、またはアプリ上の「目次」でご確認ください。
(アプリバージョン:Android 2.40以上、iOS 3.11以上) 人体の構造は、非常によくできている。
汚い例になってしまうが、私たちが「おなら」が できるのは、肛門に降りてきた物質が固体か液体か気体かを瞬時に見分けて、「気体の場合のみ気体だけを排出する」というすごい芸当ができるからである。
著者は、学生時代の解剖学実習で思わず仰天したことがある。
脚が1本あたり 10kg 以上も あり、持ち運ぶのに信じられないほど苦労したのだ。
ちなみに腕も1本4?5kg あり、意外なほどにずっしり重い。
私たちは、身の回りにあるものの重さを、実際に手にしなくと もある程度正確に推測できるが、大変不思議なことに、自分の体の「部品」だけは、日常的に「持ち運んでいる」にもかかわらずその重さを全く感じない。
これは、自分の腕や脚 は自分の体に最も密着していて、かつ肩(三角筋)や背中(広背筋)、臀部(臀筋、腸腰 筋)などかなり大きな筋肉で支える仕組みになっているからだ。