トヨタ 中国の怪物豊田章男を社長にした男

Audibleでトヨタ最大の秘密を知る男の告白が登場。中国進出と豊田家世襲の内幕を赤裸々に描くノンフィクション。トヨタ中国事務所総代表だった服部悦雄氏の初のロングインタビューを元に、トヨタを世界一にした奥田碩、豊田章男の社長就任の舞台裏を明かす。

トヨタ帝国の内部を暴く、衝撃的なオーディオブック。記者の傑作により、カリスマ社長のトヨタを世界の自動車の巨人に変貌させた野心と策略が明らかになる。この物語は、リーダーシップ、イノベーション、企業文化の興味深い洞察を提供する。
内容
児玉博のノンフィクション『トヨタ 中国の怪物』は、トヨタの中国進出と豊田家の世襲の内幕を描く。
主人公は、トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄。
服部は、低迷していた中国市場を大転換させ、社長の奥田碩を支えた人物として知られる。
服部は、戦争中に中国で生まれ、過酷な体験をした。
帰国後、トヨタに入社し、奥田と豊田英二に認められた。
しかし、トヨタは中国進出が遅れ、苦戦を強いられていた。
奥田は、創業家御曹司の豊田章男を中国本部本部長に据え、市場の立て直しを命じた。
しかし、章男が失敗すれば、豊田家を経営から外すという狙いもあった。
章男は、奥田の最側近である服部に協力を求めた。
服部は、どんな決断を下したのか。
本書は、服部の初のロングインタビューをもとに、トヨタの中国進出と豊田家世襲の内幕を赤裸々に描く。
この商品の発売予定日は2024年8月9日です。ただいま予約受付中です。
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KindleStoreより(児玉博 額田 康裕)
トヨタ最大の秘密を知る男の「告白」。
トヨタの中国進出と豊田家世襲の内幕--。
企業人の“業”を描く児玉博さんの今作は、トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公です。
服部氏は、「低迷していたトヨタの中国市場を大転換させた立役者」であり、「トヨタを世界一にした社長、奥田碩を誰よりも知る男」であり、何より「豊田家の御曹司、豊田章男を社長にした男」として、自動車業界では知る人ぞ知る人物です。
トヨタをモデルにしたベストセラー小説『トヨトミの野望』の作中にも、服部氏は「中国の怪人」として仮名で登場します。
服部氏は戦争中に生まれ、27歳まで家族とともに中国にとどまりました。
毛沢東の大躍進運動、文化大革命では、一羽の腐った雀を家族で分け合うような飢餓や、零下20度の小屋での一人暮らし、原生林での強制労働と、日本人ならではの苦難を体験します。
帰国後、トヨタに入社。
アジア地域の担当を命じられ、トヨタ中興の祖である豊田英二と上司の奥田碩の目に留まり、服部氏はみるみる頭角を現します。
実はトヨタは、中国への進出が遅れたために中国政府から自動車生産の許可が下りず、90年代に世界の他メーカーに大きく引き離され、ドン底の状態に陥っていました。
奥田碩会長は、創業家御曹司の豊田章男を中国本部本部長に据え、中国市場の建て直しを命じるのですが、そこには章男が失敗すれば、豊田家をトヨタの経営から外すことができる、という奥田の深謀遠慮がありました。
「章男君程度の社員はトヨタにはゴロゴロいる」、「社長になれるかどうかは本人のがんばり次第だ。
創業家に生まれたからといって社長になれるものではない」と公言していた奥田。
そこで、豊田章男が頭を下げたのが服部氏でした。
奥田の最側近でもあった服部氏は、トヨタ中国事務所総代表としていかなる決断を下したのか……。
服部氏の初のロングインタビューを元に、トヨタの中国進出と、豊田家世襲の内幕を赤裸々に描いた圧巻のノンフィクションです。
目次 序章 中国人の本質 第1章 豊田章一郎の裏切り 第2章 日本の小鬼 第3章 毛沢東の狂気 第4章 零下20度の掘っ建て小屋 第5章 文化大革命の嵐 第6章 悲願の帰国 第7章 日米自動車摩擦の代償 第8章 豊田英二の危惧 第9章 はめられたトヨタ 第10章 起死回生の秘策 最終章 豊田章男の社長室